あきろぐ!

ライター明良のちょっと良くなる毎日

ライターとして稼ぎたいなら「文章力」にこだわりすぎない方がいい

※ここで言うライターとは、クラウドソーシングなどで無記名のSEO対策記事を書く、SEOライター・Webライターのことです

めちゃくちゃ放置してたブログを再開します★

私はいま社会人5年目なのですが
この社会人生活、ずっとWeb記事に関わり続けてきたんですね。

正社員ライターもフリーライターもやりましたし、
企業側の立場からライターへの発注もやってきました。

受発注の両方を経験してみて、
いろいろな編集者さんやライターさんと共に仕事をしてみて、

そんな中で私が思うようになったのが、
「どうやら稼げるライターとそうじゃないライターの違いって文章力じゃないっぽいぞ?」ってことでした。

ちょっと軽~くここに、まとめようと思います。

文章力の「外」でお金は決まるっぽい

これまで多くのライターさんと関わってきましたが、
儲かっている人・儲かっていない人の文章にそれほど大きな違いは感じませんでした。

もちろん専門分野を持っているかどうかは強く関係してきますが、特に専門性の高くない分野(エンタメ系や転職系、恋愛系など)しか書かないライターさんの間でもこの現象はよく見られます。

最初は
「コネとか運の問題なのかな~?」
「営業力か?」
とか思っていて…まあ実際それも大いにあるんですけど、

そういうライター⇔クライアント間の関係性以外にも
サイト運営の助けになってくれるかどうか
も大きい差になってるなと気づき始めました。

例えば特定の界隈に影響力がある人、
つまり個人で集客力を持ってる人は強いです。

影響力があるってどういうことかと言うと、こういうことです。

  • SNSのフォロワー数が多くて拡散力がある
  • PV数のあるブログを運営している
  • その分野に人脈がある


クライアントのサイトに親和性の高い人たちにTwitterで記事を拡散できる、ブログにリンクを貼ってくれる、取材で重要人物をアサインできる等は大きなアドバンテージです(クライアント側になって分かりましたが、拡散してもらえるとマジで流入数が変わります

そういう案件は報酬額はもちろん高いですし、クライアントから丁寧に扱ってもらえます。自由度も高くやれます。

そもそも、
なぜ出版社でもない企業が記事を集めているかっていうと、
コンテンツマーケティングのためなわけじゃないですか?

だからダイレクトに集客に影響する人にお願いしたいというのは、まあ当然の考えなわけで。

そういう事情もあって、
サイトに人を呼んでくれそうな人かどうかというのはライターを選ぶ際の重要な基準になったりします。

あと他にも、
記事アップ周りの雑事も任せられる人」もすごくありがたいです。

・"使えるレベルの"写真や画像を適切な形式で納品できる
・写真撮影やイラスト・図表の作成もできる
ワードプレスにきれいにコンテンツをアップできる

こういう地味ながらも、コンテンツのリッチ化やクライアントの工数削減に貢献してくれる人も、仕事を振られやすいです(当然ですが雑事にも報酬は発生しますんで、その分も収入になります)

というわけで、
ライターのアサインや報酬額は、
上記のような「サイト運営にどれだけ貢献してくれるか」という文章力の外で決まると私は考えるようになりました。

文章そのものって、
そこそこストレスなく読めれば
SEOに大して影響はないですし…。

もちろん文章力アップを志すのは良いことですが、
でもイコール収入アップと考えてしまうのは危ないと思います。

努力の方向性は大事

ライターさんたちの中には、

「豊かな日本語力をつけるために古典を読みます!」
「文章力アップのために1日1冊本を読みます!」
「文章の書き方の本を読みます!」
漢字検定を受けます!」

という正直、
効果が薄いのでは?
と思える努力をする人が少なくないようです。

ライターを生涯学習としてやるならいいのですが、本業として生活の糧にしようと考えている人が上記のアプローチをとるのは…止めておいた方がいいんじゃないでしょうか。

そういう努力って正直
本質的っぽいものの、本人以外の人にとってどれだけ意味があるのかは微妙ですし。

何にお金が発生しているのか、という点で作家とは違うので、そこは割り切らないとなかなか稼げないまま遂には続けられなくなっちゃうかもしれません。

「そうは言っても、やっぱりライターとして自分の文章に自信を持ちたい」

もし、そう考えるなら、
「本を読む・ひたすら書いて納品し続ける」
というアプローチは止めて、
他人に添削してもらった方が早いし上達しやすいです。

文章力って1人で黙々と上達を目指しても、なかなか伸びないので。
(知ってる人に、勉強熱心で文章の書き方には詳しいけども本人は全く上達しない人がいます)

クライアントからもらった赤入れはしっかり保管したり、
文章へのフィードバックが欲しい旨を伝えるなりすることを勧めます。

ただ、そうやって文章力磨きをがんばっても
上達と収入が思ったより比例しない…
そんなことが割とよくあるというのを理解して、努力が報われないストレスに苛まれ続けることのないようにしてほしいなと思います。

もし今、収入がなくて行き詰ってるライターさんがいるなら、

簡単なものでいいので、記事とセットで売れるスキルをつけてパッケージングして売るとか、そういう風に収益構造を変えるアプローチをしてみてはいかがでしょうか。

せっかく時間を使って努力をするのなら、
ダイレクトに結果に結びつくやり方を選択した方がいいんじゃないかな~と私は思います。

ではでは、軽~く書くとか言って長々書いちゃいましたが、

「本質っぽいけど直接評価されない、収入に繋がらないこと」に振り回されない方がいいよって話でした。